-購買行動・買物意識に関するマルチクライアント調査・研究-ISM・ショッパー研究プロジェクト
※第1回目は7月17日(木)午後にハイブリッド形式(会場とオンライン)で実施します。
2025年度のテーマ
実証実験型研究
売場生産性に関する研究
―自走型ロボットによる店舗状況把握と施策改善効果の検証-
定番売場における売場・商品の状態(特に欠品率)を把握し、オペレーションにおける課題を明らかにすること。また、SKU、フェイス数の配分をコントロールして、Aランク商品の店頭欠品を防ぎ、SKuを減らしても売上を増やせる施策について実験を行い、その効果を確認することを目的としています。
分析の視点は以下の通り
- 通常時の定番売場の把握(前半・計測のみ)
・ 時間的要因:曜日別、時間帯別(3区分程度まで)など
・ 売場要因:売場・カテゴリー別、什器タイプ別、フェイス数 など
・ 販売要員:特売、他箇所展開時の定番稼働 など
※これらについて人員配置等オペレーションの状況を考慮し、把握する
- オペレーションを是正する施策の想定
・ フェイス数・陳列位置を変化させる
・ 売場SKU数を変化させる
VRを利用した感情と購買の関係に関する研究
VR(virtual reality)上に再現した売場内で、設定した買物タスクを行い、VR、生成AI、脳波計など新しい技術・手法を用いることで買物中に生起する感情と購買の関係を明らかにすることを目的としています。
※2025年度は実験結果をご報告し、AI育成に取り組む
分析の視点は以下の通りです。
- 行動と視認の関係
・ 売場接近時には売場のどの部分を視認しているか
・ 売場におけるどの部分を視認後、商品に接触しているか など
- 感情と行動の関係
・ 売場接近時にはどのような感情状態になっているか
・ 商品接触時、あるいは商品接触直前はどのような感情状態になっているか など
- 視認と感情の関係
・ 売場におけるどのような要素を視認した際に、どのような感情の変化があるか
例:POPを見た時に覚醒度が高まる/プライスカードを見た時に不快になる/不快にならなかったプライスカード など
報告会にて確認する視点
- 今回の規模でどの程度理解できる結果が得られるか
- 過去実施した店頭実験より、売上が高かった売場についてAIの出力結果をもとにどのような感情が生起していたか考察する(売上との関係も考察する)
- 育成されたAIより、良い感情が得られる売場の要素を考察する
商品特徴データを活用したショッパー理解の研究
商品特徴データをベネフィットと捉え、そのベネフィットによるターゲティング施策の効果を実証的に確認することを目的としています。