サプライチェーン物流生産性研究会

研究テーマ

  • 本年度は、3つの研究テーマを設定しています。
  • 研究テーマを通じて、製・配・販および物流事業者が連携しサプライチェーン全体の物流生産性を高める施策を検討します。

研究テーマ① 物流データ連携による業務効率化

  • 物流労働力不足の環境下では、SCMの焦点は、人時の生産性を改善することにシフトしています。
  • 日用品業界では、近年、受発注に加え、ロジスティクス分野のEDI導入・活用が進みつつあります。
  • そこで、物流データの連携・活用と、それによる業務効率化について研究します。具体的な検討項目は以下です。

●伝票電子化、ペーパーレス化を実現する方策
●検品レス等の出荷・入荷の作業削減方法
●データに基づく新たな協調物流のあり方

研究テーマ② 日用品業界の物流標準化

  • サプライチェーン全体の物流生産性を高めるには、複数の荷主の多数の商品を共通の方法で荷扱いできる必要があります。
  • このため、物流に関する外装表示やパレット等ユニットロードを標準化することがきわめて重要です。
  • そこで、日用品業界の物流標準化の内容や進め方を検討し、ガイドラインとして提示します。
  • 研究会では、これまで下記項目の物流標準化を検討し、方針決定したものはガイドラインとしてとりまとめています。
    ■外装表示の標準化
     ・ 表示項目・内容、表示位置、ケアマーク
    ■パレットの標準化
     ・ 使用パレット、パレット荷姿
    ■納品伝票の標準化
     ・ 表記項目
    ■外装サイズの標準化
  • 本年も上記について継続検討し、ガイドラインを更新する予定です。

研究テーマ①②については、ワーキンググループを設置しメンバーで議論を行います

研究テーマ③ 物流・流通の新たな動向

  • 物流・流通の新たな動向を把握し、物流生産性向上の施策について理解しておくことが重要です。
  • そこで、物流・流通に関する行政の担当者や政策分野の専門家、業界組織や個別企業の実務家・専門家を招聘し、特に注目すべき情報を整理します。
<招聘する行政官・実務家・専門家の候補>
  • 行政の担当者
    - 国土交通省、経済産業省
  • 業界組織の専門家
  • 個別企業の実務家・専門家
    - メーカー、卸売業、小売業
    - 物流事業者、IT事業者