ショッパー・マーケティング研究会では、「売場・店舗が直面する課題」や、ショッパーの買い物行動・心理をめぐる注目ポイントについて研究、報告します。
※写真は報告会の様子の一コマ
ショッパー・マーケティング研究会は2011年度に発足し、参加企業(メーカーや卸売業など)の支持を得る形で10年目を迎えます。当研究会では、参加企業の課題意識や要請に応える形で、以下挙げたポイントに注力しています。
※2019年度は大手食品メーカーや酒類・飲料メーカー、卸売業を中心に、計20社に会員としてご参画いただきました。また 店舗取材や調査などで、SM、CVS、DGS を中心に約40チェーンに研究協力いただきました。
業態(スーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニなど)によって、現在直面している課題は異なります。またチェーンの規模や出店エリアによっても同様です。チェーンが直面する課題への解決アプローチは、新規店舗や改装店で具現化されます。売場づくりの重要トレンドや、売場に込められる経営の考え方を把握することが重要になります。
経済環境や生活者のタイプに応じ、買い物にまつわる課題意識や、売場に求めることは相違します。またE コマースの普及に伴い、買い物先のオプションは多様さを増しています。売場提案にあたっては、ショッパーが買い物で重視を強めていることや、購買・意思決定のベースにある「消費者心理」を理解することが重要になります。
定例の報告会を通じ、担当研究員が売場・買い物行動の注目ポイントを報告するほか、毎回、有力小売チェーンをゲストに招き、報告いただきます。
以下ポイントに沿う形で、定例報告会のプログラムを構成します。各報告会は、毎回1〜2プログラムの担当研究員による調査報告、ケース事例の報告と小売業やメーカーなどの有力実務者による取組事例の広告などを行います。
チェーンの課題認識や、戦略方向性をめぐっては、新規出店や店舗改装するタイミングで、読み取ることができます。新店や改装店における売場づくりの事例紹介を通じ、そこに介在する課題意識や戦略を解説します。
毎年実施するショッパーの買い物調査(※)や、研究協力チェーンのID-POSデータの分析、店頭での来店客調査などを通じて、買い物意識の特徴や今日的な変化を、定期的に報告します。
ショッパーへの販売強化やマーケティングの優れた取り組みにスポットを当て、ケーススタディとして報告します。取り組みを主導している実務家を招き、そのプロセスや注力したポイントを情報共有します。※定例報告会では毎回1〜2社の実務家に登壇いただきます。
【調査で把握するポイント】
●日常の買い物や店舗選択において重視するポイント
●買い物に関するストレス・支障について
●業態・チェーンの利用状況(利用頻度や、増減)
●「何を、どこでよく買うのか」―主なカテゴリ(約50 カテゴリー)の買い物で利用する業態 etc.
●各チェーンの利用者評価 (SM・GMS、DGS、CVS)
【調査対象者】
全国の20 歳以上の女性・男性 約6,500名
(東京圏、大阪圏、中京圏、札幌、仙台、北関東、広島、福岡・北九州、北陸・甲信越)
① 当調査は、ショッパー・マーケティング研究会の発足以来(2011年度)、毎年継続しています(経年変化も報告)。
② 本調査レポートは、対外販売もしております(予価20 ~ 30 万円)。研究会の参加企業については、参加費に含まれます。
③ 当調査結果は、参加各社にてクロス集計(年代別や職業別、世帯年収別など)できる機能のファイルにて、ご提供します。