ネットショッパー研究会
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過去の研究紹介

2024年度の研究報告の一部サマリー

食品のインターネットを利用した消費支出額

2020年以降大きく増加した食品のネット購買金額は、地域差が大きいことが、家計消費状況調査から推計されます。
最も支出額が大きい関東では年間2.5万円/人で小さい北陸では1.2万円/人と2倍の差があり、その背景には地域ごとの
ネットスーパーのサービス提供と利用の実態があることが考えられます。

※インターネットを利用した1世帯当たり1か月間の支出額(総世帯)の「食料品」「飲料」に世帯人数を乗じて1年間に換算
出所:総務省「家計消費状況調査」から推計

ネットショッパーの実店舗利用

消費者購買データQPRを用いた分析では、食品日用品の購入チェーンを業態別にみると、ネット購買をしていないオフラインショッパーと比べて、いずれのチェーンもオムニショッパーの利用経験率はやや高く、ネットで購買しても実店舗の利用は減っていませんでした。
つまり、ネットの利用は実店舗の利用を妨げるわけではなく、使い分けをしているショッパーのインサイトを知ることが実店舗での対応を検討するためにも重要であることが確認できました。
研究会では、さらにチェーン別ECサイト別の購買日数や購買金額の分析結果や中分類別の集計、地域別の集計をして、報告しました。

食品日用品の購入店舗

金額
順位
業態 年間購買経験率
スーパー オフライン
ショッパー
オムニ
ショッパー
1 イオン 36% 42%
2 その他地域スーパー 35% 46%
3 業務スーパー 24% 28%
4 マックスバリュ 16% 19%
5 OKストア 8% 10%
金額
順位
業態 年間購買経験率
コンビニ オフライン
ショッパー
オムニ
ショッパー
1 セブンイレブン 52% 60%
2 ローソン 45% 54%
3 ファミリーマート 44% 51%
4 セイコーマート 3% 3%
5 ミニストップ 6% 7%
金額
順位
業態 年間購買経験率
ドラッグストア オフライン
ショッパー
オムニ
ショッパー
1 コスモス 16% 18%
2 ウエルシア 20% 23%
3 スギ薬局 14% 17%
4 サンドラッグ 13% 19%
5 ツルハ 9% 11%
出所:QPRデータ ※2024年1月~4月の4ヶ月間の実績