流通大会2020
流通のサステナブル・グロース
~持続可能な成長戦略~

開催は終了しました。
多数のご参加ありがとうございました。

プログラム・スケジュール

2月5日(水)令和時代の流通・マーケティングの変革

令和時代を迎え、流通事業者は自社を取り巻く環境変化をビジネスチャンスに変えて、生活者のニーズを的確に捉えた事業革新と、企業価値向上への取り組みが改めて求められています。1日目は消費財流通における今日的な政策の方向性や重要課題を報告し、消費財流通が取り組むべき事業戦略のあり方を提言します。

9:30 ~ 9:40

ご挨拶と問題提起

公益財団法人 流通経済研究所
 理事長
青山 繁弘
9:40 ~ 10:45

わが国流通の課題と経済産業省の流通政策について

これからの流通を展望する上で、産業全体の視点を持つことが重要です。そこで、経済産業省で消費・流通政策を担当する伊藤氏より、日本の流通に関わる課題認識、流通政策の考え方と方向性について解説いただきます。

経済産業省
 商務情報政策局
 商務サービスグループ
 消費・流通政策課長
伊藤 政道 氏
11:00 ~ 12:30

消費と流通の今を捉え、先を読む2020

●直近の消費、流通の動向と2020年の課題
 ……「応援」の年、還元競争と出口戦略、オリンピック年の課題、主要な制度の変化など
●コンビニエンスストア、スーパー、ドラッグストアなどの主要な小売業の動向から
● 2020年代の展望と課題……厳しい時代の到来、課題となる「進化」の方向、主なイベントと対応の方向

公益財団法人 流通経済研究所 理事 /
拓殖大学 名誉教授
根本 重之
12:30 ~ 13:30

昼食休憩(昼食+懇親会)

※お弁当をご用意いたします。
 また、懇親いただけるよう、別室にデザートや飲み物をご用意しております。

13:30 ~ 14:40

物流の新しい潮流 ~フィジカルインターネットとヤマトグループの戦略~

物流の労働力不足が深刻化するなか、持続可能な物流をいかに構築するかが喫緊の課題となっています。ヤマトホールディングスにて代表取締役社長・会長を歴任し、現在はヤマトグループ総合研究所理事長の木川氏より、流通・物流事業者が、今日の物流問題をどのように認識するべきか、将来に向けて何を考えるべきか、「フィジカルインターネット(※)」等を含む物流の将来展望等について、お話しいただきます。
(※)持続可能な物流実現のため、トラック等の輸送スペースと、倉庫の保管スペースを物流会社がシェアリングし、稼働率を高め、燃料消費や環境負荷を低減する物流システム概念

ヤマトホールディングス 株式会社
 前会長 /
 一般社団法人
ヤマトグループ総合研究所
 理事長
木川 眞 氏
14:55 ~ 16:05

たくさんの失敗と、ほんの少しの成功

サントリー食品インターナショナルは、「水と生きる」の約束のもと、全世界5リージョンに事業基盤を持ち、国内では「サントリー天然水」「BOSS」「サントリー烏龍茶」等のロングセラーブランドを展開しています。飲料ビジネスの経営環境が変革期を迎える中、同社のマーケティングについて、齋藤社長よりお話しいただきます。

サントリー食品インターナショナル
株式会社
 代表取締役社長
齋藤 和弘 氏
16:20 ~ 17:30

サミットが推進するスーパーマーケットの改革

「サミットが日本のスーパーマーケットを楽しくする」―。竹野浩樹社長は2016年にトップに就任して以降、この事業ビジョンを掲げ、SM改革を推進してきました。好調な既存店業績に象徴されるように利用者の支持を広げており、そのアプローチは業界内外で注目を集めています。今回は竹野社長より改革で取り組んできたことや、注力していることをテーマにお話しいただきます。

サミット 株式会社
 代表取締役社長
竹野 浩樹 氏
※プログラム時刻が若干変更となる可能性がございます。あしからずご了承ください。

2月6日(木)SDGs・ESGが変える流通

企業経営においてSDGsやESGの視点が重要になる中、先進的な企業は、これらの視点を自社事業や顧客基盤確立にもつながる施策立案、共通言語活用による組織力強化、コーポレートブランド向上に生かしています。流通業が社会の持続可能性と自社の持続的成長を両立するために必要となる、経営環境を捉える視点、注力すべき戦略や取り組みを検討し、今後の流通を展望します。

9:30 ~ 10:45

流通における持続可能性向上と食品ロスなど廃棄削減の取り組みと展望

消費財流通の分野でも、先進企業は社会の持続可能性と自社の持続的成長の両立に向けた改革に取り組んでいます。そこで、先進事例の紹介を通じて流通業が持続可能性と向き合うことの重要性を確認するとともに、食品ロスなどの廃棄削減の事例を整理し、今後の展望について報告します。

公益財団法人 流通経済研究所 主任研究員
石川 友博
11:00 ~ 12:15

持続可能性へのイオンの挑戦

イオングループは、「持続可能な社会の実現」と「グループの成長」を両立させるサステナブル経営を推進しています。2050年までにCO2排出ゼロを目指す「イオン脱炭素ビジョン2050」、持続可能な調達方針や食品廃棄物削減目標など、野心的な目標をいち早く掲げ、事業活動を通じて環境・社会課題を解決する様々な取り組みを展開しています。イオン株式会社の鈴木氏より、イオングループの考え方、現在の取り組み状況、今後の展望、サプライヤーへの期待等についてお話しいただきます。

イオン 株式会社 環境・社会貢献部 部長
鈴木 隆博 氏
12:15 ~ 13:15

昼食休憩

※お弁当をご用意いたします。

13:15 ~ 14:30

CGCグループが考えるCSR・CSV

CGCグループは、食品流通の持続可能性向上に向け、早くから食品廃棄削減、物流の環境負荷低減に取り組んできました。直近では、CSVやSDGsの視点を取り入れ、取り組みを一層強化し、「包材の適正化運動」「広域物流のモーダルシフトの推進」など、環境負荷削減と売場や物流の生産性向上を目指した取り組みを進めています。シジシージャパンの芹澤氏より、社会貢献活動を含めCGCグループが考えるCSR・CSV活動、現在注力する取り組み、今後の展望についてお話しいただきます。

株式会社 シジシージャパン 常務取締役 企画本部 本部長
芹澤 政満 氏
14:45 ~ 16:00

ESG・SDGsとこれからの企業経営

企業の社会的責任が改めて問われる中、企業経営において短期の財務成果のみならず、長期の企業価値を高める視点が重要になっています。そこで、投資家の立場から、ESG(環境・社会・企業統治)への取り組み等による、企業の持続的な価値創造を評価する渋澤氏より、これからの企業経営のあり方について、お話しいただきます。

シブサワ・アンド・カンパニー 株式会社 代表取締役 CEO
渋澤 健 氏
16:15 ~ 17:30

セブン&アイグループが推進する持続可能なグループ商品戦略と将来展望

セブン&アイグループは、持続可能な新たな成長戦略を実現すべく、2019年3月にグループ横断の取り組み推進を担う「グループ商品戦略本部」を新設し、商品調達・物流・商品開発の改革に取り組んでいます。グループ商品戦略本部長の石橋氏より、現在注力する取り組み、今後の展望、サプライヤーへの期待等についてお話しいただきます。

株式会社 セブン&アイ・ホールディングス 常務執行役員 グループ商品戦略本部長
石橋 誠一郎 氏
※プログラム時刻が若干変更となる可能性がございます。あしからずご了承ください。

2月7日(金)顧客体験の強化を通じた流通革新

現在、消費者と企業や製品ブランドとの接点は、リアル店舗、EC サイト、企業Web サイト、アプリ、SNS など、多岐に渡ります。そこで、様々な接点で顧客体験を創出し顧客の支持を得ている成功事例、小売業におけるデジタル・トランスフォーメーション事例、及びキャッシュレス決済の進展や最新動向についての実務家・研究者の報告から、顧客体験の強化を通じた流通革新の展望について検討します。

9:30 ~ 10:45

デジタル化の進展に伴う小売業およびメーカーの顧客体験マーケティング

ネット通販の成長にともない、デジタル化を進めないリアル小売業の将来は厳しく、早急な対応が迫られています。本報告では、リアル小売業はどのようなデジタル戦略を展開すべきか、ネット通販のデジタル戦略および既存のリアル小売業の対応戦略について報告します。また、小売業のデジタル化の進展にともなうブランドの顧客接点の多様化および顧客接点から収集されるビッグ・データのメーカー・マーケティングへの活用について検討します。

公益財団法人 流通経済研究所 理事 / 中央大学ビジネススクール 教授
中村 博

11:00 ~ 12:15

小売業のデジタル・トランスフォーメーションと、その展開

小売業を取り巻く環境が大きく変化する中、実店舗小売業が変化に対応するためには、新たな技術の活用が欠かせません。今回は、株式会社カスミ/ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社で、デジタル・トランスフォーメーションを推進されている山本氏より、デジタル戦略を通じた顧客体験の強化を中心に、実際の取り組み事例や今後の展開についてお話しいただきます。

株式会社 カスミ 専務取締役 上席執行役員
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス 株式会社 ICT 本部長
山本 慎一郎 氏

12:15 ~ 13:15

昼食休憩

※お弁当をご用意いたします。

13:15 ~ 14:25

PayPayが推進するキャッシュレス化の取り組みについて

2019年10月1日にスタートした「キャッシュレス・ポイント還元事業」など、政府の後押しもあり、今後さらなる成長が期待されるキャッシュレスの世界において、PayPayがどのような取り組みを進めていくのか、マーケティングや販促への活用可能性なども含めて、PayPay株式会社 中山社長にお話しいただきます。また、当日は、ご参加いただく皆様から事前にいただいた質問にもお答えいただく予定です。

PayPay 株式会社 代表取締役 社長執行役員 CEO
中山 一郎 氏

14:40 ~ 15:55

“無関心な若者”需要を獲得し、市場活性化を推進するNONIOのマーケティング戦略

ライオン株式会社のNONIOブランドは、オーラルケアに対する関心の低い若年層の支持を得て人気を博しています。今回は、NONIOブランドがもたらす生活価値を多様な接点で訴求し、需要創出に取り組んでおられるブランドマネジャーの柳田氏より、消費者インサイトに基づく価値訴求のあり方や、マーケティングと営業の連携などについて、お話しいただきます。

ライオン 株式会社 ヘルス&ホームケア事業本部 オーラルケア事業部 ブランドマネジャー
柳田 洋顕 氏

16:10 ~ 17:30

ファミリーマートが取り組むデジタル戦略

デジタル戦略を強化している株式会社ファミリーマートは、様々な企業と提携するオープン主義を掲げるなど、スピード感のある事業革新を推進しています。今回は、デジタル戦略部長の植野氏より、ファミリーマートのデジタル戦略と、その中でファミペイを導入した狙いや、今後目指す方向性などについてお話しいただきます。

株式会社 ファミリーマート シニアオフィサー 経営企画本部 デジタル戦略部長
植野 大輔 氏

※プログラム時刻が若干変更となる可能性がございます。あしからずご了承ください。
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