ID-POSデータ活用講座3 実践編
MD提案のためのID-POS活用のスキルを磨く

本年度の講座は全て終了いたしました。
多数のご参加、ありがとうございました。

開催概要

開催日時(夏期) 2019年6月28日(金)・7月5日(金) 全2回 10:00~17:00終了
開催日時(冬期) 2020年1月24日(金)・1月31日(金) 全2回 10:00~17:00終了
会場 (公財)流通経済研究所 会議室
東京都千代田区九段南4-8-21 山脇ビル10階
JR線・地下鉄各線 市ヶ谷駅より徒歩2分
参加費 1名につき 80,000円(消費税別)
定員 20名
(10名に満たない場合には中止する場合があります)
受講対象者 ・ メーカー・卸売業の営業、営業企画、営業支援を担当される方、および
・ 小売業の商品部、販売促進部、マーケティング担当者の方 で、
ID-POSデータの集計・分析に関する実践的なスキルを習得したい方
※本講座は弊所「ID-POSデータ活用講座Ⅱ応用編」受講相当の理解のある方を想定しております。
(ID-POSデータ各種指標に関する基礎的な知識、会員属性別集計、バスケット分析、期間併買分析、トライアル・リピート分析などについての基本的な知識をお持ちの方)

講座の趣旨

  • 本講座は、ID-POSデータ活用の基本を理解している方に、集計・分析に関する実践的なスキルを身に付けていただくための講座です
  • 基礎レベルからの脱却を図りたい方、幅広い領域でのID-POSデータ活用に必要なスキルを身につけたい方の受講を歓迎いたします

講座の概要

  • POSデータの取扱い・データ分析に関する基礎を習得します
  • 目的と事例から手法・定石・注意点を実践的に学びます
  • 対話形式の「考える」講義により理解促進と定着をはかります

本講座の受講による到達目標

講義と演習を通じてID-POSデータ活用のための実践的スキルの習得を目指します
カテゴリーや自社商品の課題に対して適切な分析手法を選択できる
課題に応じて適切な分析条件(範囲・期間・絞り込み等)を設定できる
集計結果に応じて適切な深堀り分析を選択・実施できる
集計結果のポイントを正しく・わかりやすく、グラフや表で表現できる
集計結果を正しく読み込み、評価し、解釈し、打ち手に落とし込むことができる

講座の特徴

基礎編、応用編との違い

 流通経済研究所ではID-POSデータ活用講座として、Ⅰ基礎編、Ⅱ応用編、Ⅲ実践編の3つのレベルでカリキュラムをご提供しています。
 Ⅰ基礎編では「ID-POSデータについての基礎的な知識の習得」を、Ⅱ応用編では「多様な活用事例からID-POSデータ活用の幅を広げること」を主眼としております。
 実践編である本講座はID-POSデータ活用の基礎を理解している中・上級者の方を対象に、ID-POSデータの集計・分析とその結果を用いた提案作成に関する実践的なスキルを身に付けていただくための講座です。

演習とグループワークを中心としたカリキュラム

 本講座では講義についてはⅠ基礎編、Ⅱ応用編でカバーしなかった必要最低限の内容にとどめ、より実践的なスキルを習得するため、演習を中心に進めてまいります。
 演習では下図のようなID-POSデータ活用の各ステップで適切な選択ができ、またID-POSデータの集計・加工における留意点とスキルの体得を目指した個人ワーク、集計結果の分析・解釈・打ち手の考案での視点を広げるためのグループワークを組み合わせ、総合的なスキルアップを目指します。

流通経済研究所の長年にわたる研究がベース

 流通経済研究所では、モニター会員組織による消費者購買パネルデータの時代から30余年にわたり、小売・卸・メーカーとともにID-POSデータの活用に関する研究を行ってまいりました。本講座の内容は、このような長年の研究成果をベースに作成しています。

ID-POSデータを活用した課題解決ステップ

演習で用いるパソコンとExcelのスキルについて
  • データ分析演習のために、 Microsoft Excel が利用可能なノートパソコンをお持ちください。
  • データ分析演習にはMicrosoft Excel 2010で作成したデータを用います。
  • 演習ではMicrosoft Excelの以下のような機能を使用しますので、事前に習得したうえで受講されるようお願いいたします。
ピボット・テーブル、Lookup関数、if関数、各種グラフ作成、条件付き書式

プログラム

1日目 1月24日(金)

10:00~

オリエンテーション

10:10~

講義

■ID-POSデータ 分析・集計のポイント
  • 統計・データ集計の要点(データ取扱いの留意点)
  • ID-POS指標の理解と取り扱いの注意点(見るべき指標はどれか?)
  • 購買条件による集計対象会員の絞り込み
12:00~ 昼食休憩
13:00~17:00

演習1:ID-POS指標からのカテゴリー課題発見と深堀り

演習2:会員属性によるID-POS指標の深堀り

  • 年代別集計の読み取りとターゲットの選定
  • 足りない指標の補完、年代区分の統合

演習3:会員属性を使った集計と読み取り

  • 年代別購買の特徴をどのように明らかにするか

演習4:カテゴリー併買分析の算出と読み取り

  • リフト値の理解、バスケット分析の読み取り、注意点の理解

演習5:購買履歴データからのサブカテゴリー別バラエティ指向の算出

  • ID-POSデータからサブカテゴリーの品揃えの幅についての知見を得る

2日目 1月31日(金)

10:00~

講義

■トライアル・リピート分析の考え方と応用
■ブランド・スイッチに関する分析と解釈
■分析・提案のストーリーを考える
■ID-POSデータの棚割(グルーピング・ゾーニング)への活用
12:00~ 昼食休憩
13:00~17:00

演習6:カテゴリー内での自社商品の位置付けを明らかにする

  • 購買経験率と平均購買回数による位置付けと施策

演習7:新製品のトラッキング

  • トライアル・リピート分析、ブランド・スイッチ分析の条件設定、結果の見方 と注意点

演習8:ID-POSデータを使った販促評価

  • 販促前後のID-POS指標の変化から、会員行動の変化を読み取る

演習9:商品改廃におけるID-POSデータの活用

  • 商品改廃へのリピート率の考慮

演習10:ID-POSデータによるカテゴリー購買間隔の算出

  • 平均購買回数と購買間隔の違い
  • 購買間隔の算出と販促頻度への活用

※都合により、プログラムに変更が生じる場合があります

お問い合わせ先

公益財団法人 流通経済研究所
担当:中田、祝

〒102-0074 東京都千代田区九段南4-8-21 山脇ビル
TEL:03-5213-4532 FAX:03-5276-5457