-市場、流通、制度、ICTなどの変化を捉え、メーカーのマーケティング、営業政策を考える-2023年度 量販チャネル研究会

2. 研究・情報提供の対象と研究会の概要

研究・情報提供の対象

〇本研究会は、下記の小売業態・主要企業を最も重要な研究・情報収集の対象とします。
〇業界団体などの統計により各業態の動向を捉えるとともに、各業態の上場企業については、毎月の既存店売上高の状況、4半期ごとの決算のポイントなどを把握したうえ、新たな展開を詳細に見てまいります。

研究・情報収集の対象

業態 主なチェーン名(略称) 随時基礎情報を
把握している企業数
総合スーパー/DS イオン、ドンキ、ユニー、イトーヨーカ堂、イズミ、イオン九州、イオン北海道、フジ、平和堂、トライアルなど 11社
スーパーマーケット ライフ、USMH3社、アークス、MV西日本、ヤオコー、ヨークベニマル、サミット、ベルク、バロー、アクシアルRなど 26社
コンビニエンスストア セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンなど 6社
ドラッグストア ウエルシアHD、マツココ&Co.、ツルハHD、コスモス薬品、サンドラッグ、スギHD、クリエイトSD、アオキなど 13社
ホームセンター カインズ、DCMHD、コーナン商事、コメリ、アークランズなど 14社
EC・デリバリーチャネル アマゾン、楽天、ヤフー、生協宅配、ネットスーパーなど 3社1組織

研究会の概要

〇本研究会は、会場、Web同時配信の2つの方法で開催します。
〇各回のタイムスケジュールは、13:15~15:45までが本研究会担当の根本、後藤の報告、その後16:00~17:30をゲストスピーカーによる講演にあてるのが基本です。
-根本は、直近の流通、消費の動向、注目すべき課題、それらへの対応のあり方などをご報告します。
-後藤は、常時各種統計データ、研究対象企業の決算情報などの数値データを整備するとともに有力チェーンの動向を把握しており、これらをベースにご報告します。
-ゲストスピーカーには、小売業、メーカーをはじめとする企業の実務家を招聘します。
-なお、初回の5月はその年度の展望、2、3月期決算企業の本決算や今後の方針に関する報告、12月はその年のレビューと新年の展望など、報告内容が多いため、事務局のみの報告です。
〇本研究会は、新たな状況を随時取り込むため、各回のプログラムを事前には定めず、各回の開催1カ月程度前にご参加登録者各位にご案内させて頂きます。
〇ご参考のため、下記に2022年度の各回の報告内容をご案内します。
-決算状況など定例化している報告はレベルを高めるとともに、新たなテーマや課題に取り組み続けてまいります。

昨年度(2022年度)の各月の報告テーマ

開催月 テーマ 報告者
2022年
5月
❶ 物価上昇、値上げおよび消費の現状と見通し
❷ 新型コロナ3巡目の SM、GMS、CVS、DGS、HC上場企業の月次売上高の推移とEC月間消費の状況
❸ 今年度の展望とメーカーの課題
❹ SM27社、CVS6社、GMS等9社の前期決算レビュー
❺ 有力チェーンの今期の展開・・ライフ、ヤオコー、ベルク、ハローズ、イオンR、IY、イズミ、フジ、SEJ、ファミマなど
根本


後藤
6月
❶ SM、GMS、CVS、DGS、HC上場企業の月次売上高の状況、EC月間消費の状況
❷ 値上げ問題・・・花王の戦略的値上げ・オーケーの反発、流研POSで見る値上げ品目の動向、メーカーの課題
❸ DGS主要企業の基本的な状況・・・店舗数、売上高推移、商品部門別売上構成、調剤併設店および売上構成
❹ 2,3月期決算企業の前期決算レビューとウエルシア、スギ、マツココ&Co、サンドラなどの今後の展開
❺ 「花王は変わらなければならない・・・マーケティング・営業革新と戦略的値上げ」
根本

後藤

外部講師
7月
❶ コストプッシュ・値上げ問題・・・消費者・企業物価の動きとユニ・チャーム、ライオン、山崎製パン、
日本ハムの対応
❷ 直近の主要小売業態の状況とイオン、ロピア、大阪いずみ市民生協、ファミマ、日清食品などの展開から
❸ 2月期決算SM、GMS、CVSQⅠ決算・・・新たな収益認識基準の影響を踏まえた実績の評価
❹ 5月期決算DGS(ツルハ、アオキ、コスモスなど)の前期決算のポイント
❺「変化するドラッグストア・進化するコミュニケーション(ID-POS、アプリ、ビーコンなど)」
根本


後藤

外部講師
9月
❶ SM、GMS、CVS、DGS、HC上場企業の月次売上高の状況、EC月間消費の状況
❷ 物価、値上げの動向と花王、ライオン、サントリーF&BのQ2決算、値上げへの対応
❸ DGS業界の新動向・・・イオン・ウエルシア九州設立、調剤販売規制緩和とアマゾン調剤ネット販売開始
❹ ディスカウント業態研究・・・PPIH、オーケーの業績推移と新たな展開
❺ 「新業態“BLANDE”の状況とKASUMIの今後の展開」
根本

後藤

外部講師
10月
❶ 値上げ下の家計消費の動向・・・実収入、消費支出の変化、収入5分位別の消費の違いが大きい
❷ ネットスーパー・・・西友社長大久保恒夫氏の見解と10/1スタートしたサミットネットスーパーの事業モデルの評価
❸ 注目ベルク原島一誠社長の新ベルク客獲得と新ベルク人育成
❹ 2月期決算SM17社、CVS6社、GMS等9社の上期決算レビューと主要チェーンの新たな展開
❺ 「AJS、コプロの現状と今後の展開」
根本



後藤
外部講師
11月
❶ 物価・値上げ問題・・・消費・企業物価の動向、政府の物価対策、ライオン、山崎製パンの対応、プレミアム戦略の提案
❷ ECの動向・・・経産省「EC市場調査」と総務省「家計消費状況調査」で見る年代、年収、地域別のEC支出
❸ 3月期決算SM10社の上期決算と新たな展開・・・ヤオコー、アクシアル、サミット、関西フードマーケット、いなげやなど
❹ DGS5社、HC2、3月期決算13社の上期決算と動向・・・マツココ&Co、サンドラなど
❺  「アルビスの現状と課題」
根本

後藤



実務家
12月
❶ 2022年のレビューと2023年の展望・・・新型コロナ感染症、消費者物価、企業物価、そして値上げの今後の見通し
❷ 直近の主力業態・主要チェーン、EC消費、外食各業態の動向と今後の見通し
❸ 2022年のヒット商品、注目トレンドの評価と今後に向けた検討
❹ 2023年の消費、流通関連分野イベント、スケジュール、制度変更
❺ 主要業態、主要チェーンの2023年出店計画、新たな展開
根本


後藤
2023年
2月
❶ 年明けのコロナ、物価、世帯の所得、消費などの状況と今後の展望
❷ 主要業態・主要チェーン、EC消費支出の直近の動向
❸ SM、CVS、GMS、DGS、HC主要チェーンの第3四半期決算のポイントと新たな展開
❹ 注目企業研究・・・ハローズの経営状況と動向
❺「ファミリーマートのマーケティング戦略」
根本

後藤
根本
外部講師
3月
❶ 市場、流通の直近の状況と今後の展望
❷ 商業動態統計の暦年時系列データで見る主要小売業態の全国およびリージョン別の動向
❸ アマゾン・ジャパンと楽天の2022年決算と新たな展開
❹ 新年度に向けた主要チェーン小売業の動向
❺ 「山梨市場の競争状況とオギノのID-POS、アプリ活用など」
根本

後藤

外部講師