報告プログラムの概要
1. ドラッグストア業態と主要企業(上場12社)の研究
ドラッグストア業態の最新概況と、注目トピックス
業界統計や公的統計に基づいてドラッグストア業態の最新状況を概観し、メーカー・卸売業の営業戦略のヒントを探ります。
- ドラッグストア業態の成長要因は?質的な変化は?
- ドラッグストア業態は、「コロナ特需」後の市場ニーズをどの程度捕捉できているか?
「ヘルスケア」専門業態として、社会構造の変化にどのように対応を進めているか?
- 顧客確保、客単価向上につながる施策ー店頭強化策、販促、DXなど
ドラッグストア主要チェーンの最新状況と、注目トピックス
ドラッグストア上場12社の最新決算概況、各社の注目動向・施策などを分析し、主要チェーンに対するメーカー・卸売業の営業戦略の方向性を考察します。
- 2023年決算(直近の業績動向)と、「チェーン戦略タイプ」による取り組みの違い
- 好業績企業に見る、売場生産性改善のポイント
- 「業態革新」につながる店舗フォーマット開発の方向性、エリア・出店戦略の変化、各社のフォーマット比較 など
2. ドラッグストア・チェーン研究
2023年度のドラッグストア・チェーン研究
注目チェーンや、新店・新フォーマット店舗の出店が行われている注目エリアで現地取材を行い、ドラッグストアの店づくりの最新動向、SMなど他業態を含む競合・協働の状況や対応策などを、考察をまじえて報告します。
2023年度は、下記のような現地取材を検討しています。(最新の企業動向や市場状況を踏まえて、取材チェーンや取材エリアを決定します。)
- ウエルシア薬局:
イオンウエルシア九州の「食品強化型」業態開発と競合チェーン研究
- コスモス薬品:
最大都市圏「関東」市場の攻略状況と優位性、課題検討
- 「都市型」店舗:
「コロナ収束後」に向けた店頭の最新状況と、再活性化策 など
4. ドラッグストアに関する調査・データ分析報告
ドラッグストア主要チェーンの利用者 調査分析
(公財)流通経済研究所が独自に実施したドラッグストア主要チェーンの利用者実態調査に基づき、どのようなショッパーがどのような「買物目的」で、どのような商品カテゴリーの商品を購入しているのかを主要チェーン別に分析し、各チェーンの強みや課題点などを考察します。
- 主要業態の利用頻度、買物に対する意識・態度(考え方)
- ドラッグストアでの買物状況:利用チェーン、来店手段、購入金額、予算、買物目的、購入商品
ドラッグストア主要チェーン利用者 実態調査の概要
- 対象者 : 関東地方の20代~70代の一般消費者(男女)で、ドラッグストア業態(実店舗)を「月1回」以上利用した人
- 調査時期 : 2023年7月(予定)
- 完了数 : 約5,200s(大手6チェーン各400s、リージョナル14チェーン各200s)
※大手6チェーン : ウエルシア薬局、ツルハ、マツモトキヨシ、コスモス薬品、サンドラッグ、スギ薬局・スギドラッグ
- 調査手法 : インターネット定量調査
消費者購買履歴データ分析
消費者パネルの購買履歴データ(QPRTM)を分析し、商品カテゴリーの購買傾向から「ドラッグストア・マーチャンダイジングKPI」(マーチャンダイジングの改善ポイント)を主要チェーン別に分析し、報告します。
- 主要チェーン別「買上点数」、カテゴリー間の「リフト値」など
「消費者購買履歴データ分析」の概要
- データソース : 消費者購買履歴データ(QPRTM) (株)エムキューブ
- 分析対象チェーン : ウエルシア薬局、コスモス薬品、マツモトキヨシ、サンドラッグ、スギ薬局、ツルハドラッグ、クリエイトSD、カワチ薬品、くすりのアオキ他
- 分析パネル : 全国約3万人の消費者パネルのうち、ドラッグストア利用者
※沖縄県を除く46都道府県在住の10代~70代の男女
5. ヘルスケア流通・産業と政策展開
直近1年間のヘルスケア政策(制度)、ヘルスケア市場の最新概況、ヘルスケア産業・流通に関する企業対応と課題を概観し、ヘルスケア産業のビジネスチャンスを考察します。
- ヘルスケア政策の最新動向 : 「予防対策」「セルフメディケーション」推進、ヘルスケア産業育成、その他ドラッグストアに関連する政策動向(インバウンド政策など)
- 主要流通チャネルの「売上高」推移(「コロナ特需」~流行収束後に向けて)、ヘルスケア産業の市場動向(商品軸、業態軸)
- ヘルスケア産業のビジネスチャンス : 需要創造と店頭活性化の状況、データ活用、相談対応、DXなど