シリーズセミナー「中国EC市場徹底分析:日本企業の商機と新ビジネスモデルの構築」2015年度
【第2回】主要EC企業の戦略と消費者ネット購買行動
〜アリババ研究院よりゲスト・スピーカーを招へい〜

セミナーは終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。
なお、セミナーテキストを販売しております。
ご希望の方は、ページ下部のお問い合わせよりご連絡ください。

開催日 2016年1月28日(木) 13:00〜17:30
会場 TKP市ヶ谷カンファレンスセンター
(東京都新宿区市谷八幡町8)
受講料 1名35,000円(税込価格37,800円)
ご参加対象 ECで中国市場に取り組もうとするメーカー、卸売業、小売業、物流業、ネット事業者

シリーズセミナー第2回のご案内

 今回のセミナーでは、企業戦略と消費者購買行動の2側面により、2015年度の中国EC市場の実態について分析します。

(1)中国主要EC企業の2015年度の戦略
 中国EC市場の競争は年々激しさを増しています。一方、競争の軸も2012年までの価格から、2013年は顧客体験:物流サービス、2014年はO2O、2015年は越境ECへと大きく変化しています。
  2016年のEC市場はどのような方向に動いていくのか。上位2社の天猫(アリババ)、京東、O2O代表の蘇寧易購、独自路線を貫く唯品会、唯一外資系のアマゾン中国とその他4社を取り上げ、2015年1年間の戦略を整理しながら、今後の行方を予測します。

中国B2Cネット通販企業上位10社のランキング

順位 企業名 取扱総額(億円) 取扱
商品
ビジネス
モデル
2014年 2013年
1 天猫(アリババ) *152,600 *44,000 総合 プラットフォーム型
2 京東 52,040 *22,000 総合 直営中心型
3 小米 *14,860 6,320 携帯電話 直営型
4 蘇寧易購 5,158 4,378 総合 直営中心型
5 唯品会 *4,712 *2,090 総合 直営型
6 アマゾン中国 *3,860 *2,920 総合 直営中心型
7 1号店 *3,600 *2,308 総合 直営中心型
8 当当網 *2,848 1,604 総合 プラットフォーム型
9 易迅網 *2,830 *2,400 総合 直営中心型
10 国美在線 1,540 650 総合 直営中心型

注:中国連鎖経営協会(CCFA)の統計による。*公開資料または業界専門家の推定によるおおよその数値。いずれも1元=20円で円換算した。

(2)ゲスト講演:DT(Data Technology)時代における中国のEC市場
 アリババ研究院の薛艶研究員をお招きし、注目されるアリババの大規模販促イベント「11.11」「12.12」の2015年の販売動向、とくに越境ECサイトの天猫国際での日本商品の販売状況について、ユニクロ、花王、ラオックス、キリン堂などの事例を紹介していただきます。
 また、中国消費者のネット購買行動について、PCからモバイルへの移行、ブランド志向の高まり、消費のグローバル化と高度化といった変化を通して、その特徴と今後の動向をお話しいただきます。

*アリババ研究院(中国語:阿里研究院)は、2007年アリババ・グループの研究機関として設立。情報経済、産業の情報化、消費・投資・輸出入・雇用などにおけるインターネットの影響、ネット関連法律・法規などといった内容を中心に研究活動を行っている。アリババネット価格系列指数(alibaba Shopping Price Indices:aSPI)、アリババEC発展指数(alibaba E-commerce Development Index:aEDI)などを独自に発表するほか、中国社会科学院などの外部研究機関との提携により研究報告も発表している。

プログラム

司会:(公財)流通経済研究所 理事/専修大学 教授 渡辺 達朗

時間 内容
13:00〜14:05 中国EC企業大手2社の戦略

●中国EC上位9社の2015年度の戦略の類型化
●天猫(アリババ)

物流、決済・金融を強化し、プラットフォームを「ネット生態圏」に変える

  • 創業者馬云氏の方針
  • 菜鳥のスーパー物流網計画とラストワンマイルの強化
  • 螞蟻金服による金融サービスの展開
  • 農村市場への進出強化と越境ECの取り組み
  • 健康戦略の推進とO2Oへの取り組み

●京東

直営B2Cの優位性を活用し、「ネット生態圏」の構築に取組む

  • 創業者劉強東氏の方針
  • 自社物流体制の強化と「衆包」(クラウドソーシング)の導入
  • 金融事業の大規模展開
  • 農村地域への進出と越境ECの展開
  • 医薬品取扱の強化とO2O・生鮮事業の推進

●まとめ:アリババVS.京東に見る中国EC大手の戦略の特徴

(公財)流通経済研究所 特任研究員 李 雪
14:15〜15:15 中国EC中堅7社の戦略

●蘇寧易購

O2O戦略を徹底的に推進し、第3次小売企業への転換を図る

  • 創業者張近東氏の方針
  • アリババとの提携とその狙い
  • 物流体制の強化と金融事業の展開
  • 越境ECの取組み

●唯品会

女性客をターゲットに、アウトレットネット通販モデルを強化

  • 創業者沈亜氏の方針
  • 自社物流体制の構築
  • 金融サービスの展開
  • 2〜4級都市への浸透強化

●アマゾン中国

越境ECをチャンスとして、中国市場での拡大を加速

  • 中国エリア総裁DougGurr氏の方針
  • 越境EC重点戦略の展開
  • ブラックフライディの販売状況
  • 3PL物流サービスの開始

●その他:1号店、当当、易迅、国美在線

●まとめ:2016中国EC市場の行方

(公財)流通経済研究所 特任研究員 李 雪
15:30〜17:20 ゲスト講演:DT(Data Technology)時代における中国のEC市場

●中国の消費動向とECの発展

  • 中国経済と中国消費の動向
  • 中国EC市場の発展動向
  • 中国越境ECの発展動向

●「11.11」、「12.12」のネット買物祭の消費動向

  • 「11.11」の販売状況
  • 「12.12」の販売状況
  • 天猫国際での輸入商品の販売ランキング
  • 代表的な日本企業の事例:ユニクロ、花王、ラオックス、キリン堂など

●2015中国消費者のネット購買行動

  • PCからモバイルへの移行
  • ブランド志向の高まり
  • 消費のグローバル化と高度化
アリババ研究院 研究員 薛艶
(逐次通訳あり)
17:20〜17:30 総括:
中国のEC市場と消費者購買行動の特徴:日本との比較
(公財)流通経済研究所 理事/専修大学 教授 渡辺 達朗

※プログラムには若干の変更が生じる可能性があります。あらかじめご了承ください。

シリーズセミナーの開催について

 近年中国のEC市場が急拡大しています。特に越境ECの進展により、日本企業にとって中国市場に参入するための新たなチャネルと拡大のチャンスが来ています。では、それに向けてどのように事業展開を進めるべきか。
 (公財)流通経済研究所は、上記のような課題、関心にこたえるため、シリーズセミナー「中国EC市場徹底分析〜日本企業の商機と新ビジネスモデルの構築」を2015年10月より開催することに致しました。越境EC、消費者のネットでの購買行動、物流、金融・決済などのテーマを順次取り上げ、中国ECの実態を解明してまいります。それを踏まえて、ECで中国市場開拓に取り組もうとする日本企業がどのような事業モデルを構築すべきか、検討します。

お問い合わせ

公益財団法人流通経済研究所
担当:中田、李(り)
住所:〒102-0074 東京都千代田区九段南4-8-21 山脇ビル10階
電話:03-5213-4531 FAX:03-5276-5457