物流センターフィー問題
−小売業・卸売業・メーカーはセンターフィーにどう対応すべきか?
    本セミナーのために特別アンケート調査を実施−
開催日 2013年8月22日(木) 10:00〜17:45
会場 アルカディア市ヶ谷
東京都千代田区九段北4-2-25
受講料 お一人様 税込42,000円 (税抜価格 40,000円)
参加対象者 メーカー、卸売業、小売業、物流業など流通にかかわる事業者
※一部の事業者の方にはご参加をお断りする場合がございます。
あらかじめご了承下さい。

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多数のお申し込みありがとうございました。

セミナーのねらい
●小売業の多くが専用センターを持ち、上位集中化に伴う専用センター経由の物量の増加により、センターフィーの総額は膨張していると考えられます。
●センターフィーを負担する納入業者のマージンへの影響は非常に大きく、負担する意味をふまえ今後どのように対応するべきかを検討する必要があります。
●本セミナーでは、センターフィーについて商流・物流の両面から整理するとともに小売業・卸売業・行政の方の実務的な視点をもって、今後の公正な取引、サプライチェーンの効率化、合理的な価格形成などに向けてどのような方策があるのかについて考察します。
プログラム
  • センターフィーの構造と対応の方向
    公益財団法人流通経済研究所 客員研究員/産業能率大学 准教授 寺嶋正尚
  • 「卸売業の視点」から見たセンターフィー問題
    一般社団法人日本加工食品卸協会 専務理事 奥山則康 氏
  • データから理解するセンターフィーの実態とサプライチェーンの非効率性
    公益財団法人流通経済研究所 研究員 木島豊希
  • 「行政の視点」から見たセンターフィー問題
    公正取引委員会事務総局 経済取引局取引部企業取引課 係長 塚本篤司 氏
  • 「小売業の視点」から見たセンターフィー問題
    スギホールディングス株式会社 代表取締役社長 桝田直 氏

セミナーの趣旨

1.センターフィーの現状

 いまでは小売業の9割が専用センターを持つようになり、取引面・物流面からセンターフィーは一般的なものになっています。
 また、小売業の上位集中化に伴い、専用センター経由の物量は増加し、センターフィーの総額は膨張していると考えられます。実際に、ある大手卸売業では、センターフィーの支払額が5年前に比べて2割増、昨年比でも7%増と着実に増加している様子が伺えます。

2.センターフィーの問題点

 センターフィーはこれまで料率の算出根拠の不透明さや納入業者の収益悪化の状況などについて様々な場面で取り上げられてきましたが、昨年度、大手卸売業数社が決算書上で売上高からセンターフィー支払額を差し引くというような新しい動きがありました。しかも、そこから見えるセンターフィーのマージンに対する影響は非常に大きいものでした。
 小売業が専用センターを持ち、納入業者からセンターフィーをもらい受けること自体に問題はありません。センターフィー問題というのは、専用センターが普及し、物流システムが様変わりしたにもかかわらず、流通コストを加味した価格体系が従来のままであることに起因すると考えられます。

3.センターフィー問題への対応

 公正な取引やサプライチェーンの効率化の観点からセンターフィーへの対応について見直すべきタイミングに来ています。小売業の中にはセンターフィーを納価に織り込み、実質的に店着価格での取引からセンター着価格での取引に移行している企業もいます。
 本セミナーでは、センターフィーを卸売業・メーカーが負担する意味、小売業がもらい受ける意味から検討し直し、今後センターフィーをどのように扱うべきか、この状況を変えられる可能性があるのかなどについて考察します。

4.本セミナーの特徴

(1)小売業・卸売業・行政の視点を含めた多角的な検討
 本セミナーでは、小売業、卸売業、行政の方々にもご登壇いただきます。センターフィーの現状や考え方、あるべき姿などについて、それぞれの視点・お立場からご検討・ご報告をいただきます。

(2)センターフィーに関する最新調査結果報告
 本セミナーのためにセンターフィーに関するアンケート調査を2013年度に実施します。この結果についてはプログラム「定量調査」で提示するとともに、それをもとにサプライチェーンのあるべき姿について商流/物流の両面から考察します。
@センターフィーはどのように発生するのか?
Aセンターフィーの料率・金額はどのくらいか?
Bセンターフィーは誰が負担するものか?
Cセンターフィーに経済合理性はあるのか? など

プログラム

時間 テーマ/内容/報告者
10:00-10:15 本セミナーの趣旨と進め方
10:15-11:15 【基本的な考え方】センターフィーの構造と対応の方向
・センターフィーはなぜ発生するのか?(問題の根源はどこにあるか?)
・現状の仕組みのままで、対応するにはどうしたら良いか?
・小売業の物流センターは本来どうあるべきか?
公益財団法人流通経済研究所 客員研究員
産業能率大学 准教授 寺嶋正尚
11:30-12:20 【卸売業の視点】卸売業の現状と課題―センターフィー問題を中心に―
・卸売業からみたセンターフィーの現状と考え方
・卸売業が抱えるセンターフィーの問題とメーカーへの要請
・消費税率引上げなどを含めた今後の課題と業界への提言
一般社団法人日本加工食品卸協会 専務理事 奥山則康 氏
13:30-14:30 【定量調査】センターフィーの実態とサプライチェーンの非効率性
―アンケート調査に基づく考察―
・本セミナーのために行ったアンケート調査をもとにしたセンターフィーの実態
・SCMの結節点である卸売業から見たサプライチェーン上の問題点
・メーカー、卸売業、小売業はセンターフィーにどう対応すべきか?
公益財団法人流通経済研究所 研究員 木島豊希
14:45-15:45 【行政の視点】優越的地位の濫用について(流通事業者向け)
・優越的地位の濫用に関する独占禁止法上の考え方
・違反処理状況(最近の事例)
公正取引委員会事務総局 経済取引局取引部企業取引課 係長 塚本篤司 氏
16:00-17:30 【小売業の視点】チェーン小売業のマーチャンダイジング&ロジスティクス
―「小売マーチャンダイジング・サイクル」と「センターフィー」―
・チェーン小売業が“健全に成長する条件”
・小売マーチャンダイジング・サイクルの基本構造とロジスティクスの位置づけ
・小売が考えるセンターフィーの本質、課題、方向
スギホールディングス株式会社 代表取締役社長 桝田直 氏
17:30-17:45 本日のまとめ

※プログラムには若干の変更が生ずる可能性があります。あらかじめご了承下さい。

お問い合わせ先

公益財団法人流通経済研究所
担当者:東(あづま)、木島
TEL:03-5213-4533 FAX:03-5276-5457