市場/消費研究セミナー2010
<2020年代の市場予測と市場戦略研究>
●開催日時: 2010年10月26日(火)9:00〜17:00
●会場: ホテルフロラシオン青山 (東京都港区南青山4-17-58)
http://www.floracion-aoyama.com/access.php
●受講料: お一人様 【1日参加】 52,500 円(税込)
       【半日参加】 31,500円(税込)

セミナーのねらい

2010年代、人口減少、高齢化が進むとともに、世帯規模は縮小し、増え続けてきた総世帯数も2015年にはピークアウトすると予想されています。
本セミナーは、上記のような人口構造、世帯構造の変化を踏まえて、「セッション1」で2020年の消費需要の予測を行うとともに、「セッション2」では開拓余地が大きいと考えられる男性ショッパー「ショッピングマン」の買物行動の実態を探り、来店促進、需要開拓のあり方を検討し、ご報告します。

2つのセッションの概要

セッション1 2020年に伸びる市場・縮む市場

このセッションでは、人口・世帯構造の変化や、消費構造の変化を概観します。その上で、「家計調査」の長期データによる「コウホート分析」で、将来の消費構造を予測します。重要性を増している単身世帯の予測と合わせて、2020年に伸びる市場・縮む市場を探り、求められる対応策や課題を考察します。

セッション2 「欧米のショッパー・マーケティング動向」

(財)流通経済研究所では、消費構造が変化する中、これまで重視されてこなかった未開拓の男性市場にチャンスがあると考え、注目しています。このセッションでは、男性ショッパーを「ショッピングマン」という名称で新たに捉え、統計データやFSPデータ、アンケート結果などの分析を通じて、購買特性を明らかにします。その上で、ショッピングマンに対応したマーケティング活動の考え方を報告します。また、それは、女性ショッパーの購買特性を捉え直すことにもなります。

日常的な買い物をする男たち「ショッピングマン」増加の背景
  • 結婚しない男性の増加
  • 女性側の変化(社会進出など)を受けて、従来以上に家事をシェアする既婚男性の増加
  • 退職に伴い、家事のシェア・レベルを高めるようになる高齢男性の増加
  • 働き方や雇用形態の変化などによって、裁量可能な時間が増えた男性の増加
  • 離婚、死別などにより、単身生活者となる男性の増加
  • 子供の頃からスーパーなどに行き慣れている男性の増加
  • 経済的な理由から外食を控え、その分内食を増やそうとする男性の増加

プログラム

2010年10月26日(火) 午前
セッション1: 2020年に伸びる市場・縮む市場
時間 テーマ
9:00
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10:10
「日本の人口・世帯構造の変化と流通・マーケティングへの影響」
  • 日本の人口構造はどのように変化するか?地域別の変化は?
    - 変化の背景(少子高齢化、ライフコースの変化等)
  • 日本の世帯構造はどのように変化するか?
  • 市場に与える影響、考慮すべき課題 など
愛知大学経営学部 准教授 為廣 吉弘氏
10:20
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10:50
「2000年以降の家計消費の特徴」
  • 「家計調査」の概要
  • どのような品目が伸び、どのような品目が減少しているのか?
  • 世代別の消費の変化 など
財団法人 流通経済研究所 研究員 後藤 亜希子
11:00
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12:30
「2020年の消費予測と企業の対応課題」 −伸びる市場・縮む市場−
  • 「家計調査」による消費の長期的変化(1987年〜2009年)の把握
  • 2020年の消費予測
    -「コウホート分析」とは?−時代・加齢・世代効果の3要因による将来予測
    ◆予測1:「コウホート分析」による、2人以上世帯の消費予測
    ◆予測2:単身世帯の消費予測
    ◆予測3:2人以上世帯と単身世帯を合わせた、全体の消費予測
    <予測対象カテゴリー>
    ・大分類:衣食住
    ・中・小分類:食品−生鮮食品、加工食品、酒類など
            非食品−最寄品中心に、日用雑貨、大衆薬など
    -どのような品目が伸びるのか?激減するのはどのような品目か?
    -高齢化と世代交代、どちらが消費の変化に大きく影響するのか? など
    ※利用データ:「家計調査年報」(1987年〜2009年)総務省
             「日本の世帯数の将来推計」国立社会保障・人口問題研究所

  • 「セッション1」のまとめ
  • メーカー・卸・小売が考えておかなければならないこと
    -今後の商品開発、販売促進等への示唆
    -売場作り、スペースマネジメントなどを行う場合の留意点 など
財団法人 流通経済研究所 研究員 重冨 貴子
2010年10月26日(火) 午後
セッション2: ショッピングマン・マーケティングのすすめ
時間 テーマ
13:30
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14:35
「ショッピングマン・マーケティング」のすすめ
  • ショッピングマン増加とその背景
    -スーパーマーケットやドラッグストアで日常的な買物をする男たちが増えている
  • ショッピングマンの代表的なタイプとその購買行動
    -シニア・ショッピングマン、ワーキング・ショッピングマンなど
  • ショッピングマン・マーケティングの意味合い−既存のマーケティングの修正と拡張
    -競争戦略的意義・・・女性市場、主婦市場への傾斜による閉塞状況の打破
    -社会的意義・・・・・・・新たな性役割分担の形成と支援
  • クッキングマン・マーケティング、ハウスキーピングマン・マーケティングへの拡張
    -まず買物支援から始めて、料理支援、各種家事支援へ
    -男たちの家事能力のお寒い現実と支援の方向
  • 男女の家事分担に関する基礎統計や興味深いネットリサーチ
    -基礎統計:「国民生活時間調査」、「社会生活金調査」など
    -男性の買物、料理、家事などに関するネットリサーチ
拓殖大学商学部 教授/財団法人 流通経済研究所 理事  根本 重之
14:45
|
15:50
ショッピングマンの購買特性と需要獲得の方向性
  • FSPデータ分析による食品スーパーにおけるショッピングマンの購買特性
    -時間帯により異なる客層:「ターゲット顧客=専業主婦」だけで本当によいのか?
    -購買パターン分析:ショッピングマンは、いつ、どのような買い方をしているか?
  • 食品スーパーにおけるショッピングマン需要獲得のチャンス
    -購買者アンケート調査より:男性が重視するカテゴリー、女性が重視するカテゴリー
  • ドラッグストアにおけるショッピングマン需要獲得のチャンス
    -購買者アンケート調査より:男性が重視するカテゴリー、女性が重視するカテゴリー
  • ショッピングマン需要獲得に向けて考えておくべきポイント
    -消費者行動研究をふまえたショッピングマンに有効な施策 など
財団法人 流通経済研究所 研究員 鈴木 雄高
16:00
|
17:00
「おひとりさまショッピングマン」の購買行動と消費実態
  • 単身男性「おひとりさまショッピングマン」はどの業態で何を買っているのか
    -「全国消費実態調査」をもとに利用業態と購買品目とを分析する
    -若年「おひとりさまショッピングマン」、シニア「おひとりさまショッピングマン」の購買行動
  • 「おひとりさまショッピングマン」が食品スーパー、ドラッグストアで買うモノ
    -FSPデータと全国消費実態調査の購買品目から、食品、日用雑貨について、「おひとりさまショッピングマン」に対応した品揃えを考察する

「セッション2」のまとめ〜「ショッピングマン・マーケティング」の進め方
  • 消費者、ショッパーを知りマーケティング活動に反映するために必要な要件
    -押さえておくべき「統計データ」、「データ分析」および「店頭調査」など
財団法人 流通経済研究所 主任研究員 山崎 泰弘
※プログラムには若干の変更が生ずる可能性があります。 
参加をお薦めしたい方
  • 小売業・卸売業・メーカーの経営企画・販売・営業・流通企画担当者
  • 加工食品、菓子、飲料等のメーカー・卸売業・小売業等の業界の方
  • 野菜、鮮魚、精肉、果物等の生鮮食品の生産者団体・流通関係の方
  • 上記業界で、経営企画・営業企画・商品開発の担当者
(上記の業種以外の場合、お申込をお受けできない場合がございます。あらかじめご了承下さい。)

パンフレット(PDF)ダウンロード

お問い合わせ

財団法人流通経済研究所
流通研究開発室 担当:山田
住所:〒141-0031東京都品川区西五反田7-23-1 第3TOCビル
電話:03-3494-2676 FAX:03-3494-2455