期間:2017年6月~2018年3月(計5回開催)

研究会のねらい

本研究会の背景と目的

 小商圏化にともない店舗間競争が激化する中、お客様視点でのMDや売場づくりのツールとして、小売チェーンのID-POSデータへの関心と期待は高まり、取引先やメーカーや卸にデータを開示するチェーンも増えてきています。
 しかしデータ量が膨大で、しかも指標や変数も多岐にわたるため、多くの小売りチェーンや メーカー・卸がID-POSデータの活用について模索されているのではないでしょうか?

というようなお声を耳にすることも少なくありません。

 本研究会では消費財メーカー・卸売業が、取引先に対するMD提案や商談資料の作成において、ID-POSデータを有効かつ効率的に活用するためのサポートを目的としております。この目的に向けて、小売りチェーンの協力のもと、実際のID-POSデータの分析、外部データの利用、会員調査の実施などを通じて研究を行い、活用例・知見・手法・手順等を成果としてご報告・ご提供してまいります。

 また本研究会ではご参加の皆様からのID-POSデータ活用に関する個別のご相談・ご質問にも対応させていただきます。

研究会の特徴

● ID-POSデータ活用に関する3つの領域から、毎回2~3テーマを取りあげ、実際のデータを用いて、
  「打ち手志向」を基本スタンスとして、活用例・知見・手法・手順等をご提供
● ID-POSデータの活用について30年近くにわたる研究の蓄積をもつ流通経済研究所が主催
● 参加企業からのID-POSデータ活用に関する個別のご相談・ご質問に対応

3つの課題領域の設定

課題領域1:顧客セグメンテーション手法の比較と有効な打ち手

 デシル分類、性・年代による分類、商品DNAなどを用いたライフスタイル分類等、お客様を分類する様々な手法が利用できるようになっているものの、実際の打ち手との関連付けが必ずしも明確になっていません。
 本研究会では「セグメンテーションと打ち手との関係」に関して具体的なテーマを設定し、この領域にアプローチしてまいります。また商品DNAによる顧客セグメンテーションについても実データを使って検証します。

課題領域2:ID-POSデータによるカテゴリーのMD課題・チャンスの発見

 カテゴリー全体のビジネスの改善提案を考えるにあたって、ID-POSデータ活用の手順の確立は十分ではありません。このため、データ分析における試行錯誤を繰り返しや、問題の核心に迫れない、提案と課題が一致しない、といったことにもつながりかねません。
 本研究会では、カテゴリー課題の発見と深堀りにおけるID-POSデータの活用について、「手順化」という観点から、外部データや会員調査の活用も含め、この領域にアプローチしてまいります。

課題領域3:自社製品の取扱い維持・拡大提案へのID-POSデータ活用

 自社の製品の取り扱いの維持・拡大や売り方の提案にID-POSデータを活用したい、あるいは取引先小売チェーンからID-POSデータの活用を求められているがどうしたらよいか、といったお悩みを耳にすることが少なくありません。
 本研究会では、活用の目的と使用する指標・手法・手順の視点で、この領域にアプローチしてまいります。